見えにくい(舌側)矯正治療(リンガル・システム)の治療法

矯正装置を歯の裏側につけて、矯正をしているのがわからない、目立たないように治療する矯正の方法です。舌側矯正ともよばれています。
見えにくい(舌側)矯正治療(リンガル装置)とは歯の裏側に装置を付ける治療法です。正面からは装置が見にくいので、誰にも気付かれる事なく矯正治療をする事が出来ます。あなたが友達や周囲の人に言わない限り治療している事に気付く人はおそらくいないでしょう。しかし装置に慣れるまであまりうまく発音出来ない事がある為、気にならないように準備が必要になります。 これをクリアー出来れば誰も治療に気付く事は無いでしょう。

治療経過

1.歯をきれいに並べます
2.前歯を後ろに下げます
3.上下の咬合わせを作ります(スペース閉鎖)

 

見えにくい(舌側)矯正のメリット・デメリット

メリット

  • 装置が見えにくいため、他人の視線を気にしなくてもいい
  • 永久歯列期なら子供でも可能
  • 歯の裏側の方が虫歯のリスクが低い
  • 後戻りのリスクが減ります

デメリット

  • 口内の違和感に慣れるまで時間がかかる場合がある。
  • 矯正装置が舌に当たるのではじめのうち発音しづらい場合がある。
  • 表側からの矯正に比べると、料金が高くなる。

他に特徴があれば教えて下さい

裏側の装置は審美性が高く、前歯がきれいに並んでしまえば、他の部分の歯も以前から並んでいたと思ってしまうほど早くきれいに整います。また、裏側の装置は表側の装置に比べて虫歯になりにくいので安心です。しかし歯は丁寧に磨いて下さい。お口の中に磨き残しがあると、歯肉が腫れて歯周病になってしまう事がありますので、食事の後は“忘れずに”歯をキレイに磨くよう心がけましょう。

治療期間が長くなったりしませんか?

治療期間は、表側の装置と同じく、約1年6か月から2年間が目安です。 難しい咬み合わせの場合は多少長くなる場合もありますが、治療前にご説明致します。 当院では、患者さんに合わせた治療(見えにくい矯正治療で生じる痛み・発音・咬み合わせの負担などの軽減)を行っておりますので、詳しくは医師にお尋ね下さい。

見えにくい(舌側)矯正治療(リンガル・システム)Q&A

Q1. 誰でもリンガル・システムで治療できるの?

特殊な例でない限り、ほどんどの方はリンガル・システムで治療できます。

Q2. 話しにくくなりますか?

ほかの矯正装置でも最初は話しにくくなります。話しにくくなる程度は患者さんの歯並び状態や舌の位置によって違いますが、一時的なものです。

Q3. 治療費は高い?

リンガル・システムには特別な装置と技術が必要ですので、通常よりも高くなります。

Q4. 違和感は大きいですか?

最初の違和感は外側につける装置と同じです。違いはリンガル・システムは舌にあたり、外側につける装置は頬と唇にあたるということです。普通は1~2週間で慣れてしまいます。

Q5. 治療期間は長くなる?

いいえ、治療期間は外側につける装置と同じです。症状によっては、リンガル・システムノ方が早く治ることさえあります。